【WEB版】SHOXXXXメンバーが選ぶ IIDX「ターニングポイント楽曲」 10選

インタビュー

dj mutamesoさんの10曲

back story
・「ターニングポイント曲」ということで、これを「自分自身のIIDX歴におけるターニング(印象深さ)」と解釈して選曲しました。
・ムタメソ自身、最もIIDXを遊んでいたのが「CS 3rd~AC IIDXRED」の期間で、一過性のゲーム音楽としてではなく「自身の音ゲー経歴の記憶や出来事に残る曲」となると、どうしても初代~RED,HAPPYSKYあたりの曲になりました。おっさん寄りのノミネートになりましたが、ご了承くださいませ。
・あと、選曲していて「曲自体の印象」は勿論の事、「その当時の音ゲーに無かった新ジャンル、新演出による登場、ギミックで印象に残っているものが多い」という事に改めて気づきました。今となっては普遍的なものとして親しまれているけど、当時はシリーズを追う毎に何かしらの驚きと戸惑い(!?)を感じながら作品を楽しんでいたな~と。(年をとったな…)

NO. 楽曲 アーティスト 初出Ver.
1 5.1.1. dj nagureo 1st
言わずもがな「IIDXはここから始まった」といっても過言ではない1曲。
この曲にちゃんと触れたのはACではなくCS3rdでしたが、5鍵盤とは雰囲気の異なるPIANO ANBIENTと、哀愁感漂う曲ムービーに特別な印象を受けたのを思い出します。
2 era(nostal mix/step mix) TaQ 3rd style
当時、TaQさんの曲は、それまで自分が経験したことのなかったジャンル,曲調のものが多くどれも印象的だったのですが、とりわけeraはドラムンなのにトランシー,幻想的というそれまで自分が聞いたことのない曲で、難易度や様々なギミック等(ソフラン、ANOTHERの螺旋譜面、ANOTHERでRemix)も相まってとても記憶に残りました。
3 R5 tiger YAMATO 3rd style
eraに続いてこの曲も大きく印象に残ったものの1つです(初代HELLコースのせい?)
IIDX初プレイでR3をプレイし「1クレ300円の1曲目で死ぬ」という体験をしたのですが、そのR3に次ぐRシリーズの曲があると知り、CS発売までプレイするまいと変な恐怖感を抱いていたエピソード有。中盤のデロデロ交互連打、謎ロボカットインムービー、高速感のあるメロディー、当時の高難度曲の1つとして、相応しい曲。
4 Schlagwerk TaQ 3rd style
ムービー格好いいよね。IIDXになり実写ムービーが増えた事も感慨深かったのですが、後日出演者がスタッフ陣という事を知り、更に不思議な気持ちになったのを覚えています。この曲もTaQさんの真骨頂というか、メリハリのあるBIGBEAT(?)、ANOTHERでRemixというギミックから、虜になった1曲です。
5 ABSOLUTE dj TAKA 4th style
3rdまではそこまでTAKAさんの曲に特別な印象を持っていなかったのだけど、この曲で自分の中での評価が一気に変わったのを覚えています。ネットで曲自体の存在は知っていたけど、今みたいに視聴やYoutubeなんて無く、恐らく最初にちゃんと聞いたのはAC4thではなく、IIDX3rdのサントラに入っていたBONUSTRACK。入りのサビフレーズ、ラストの転調、王道の流れといった感じ。ビートゥギャーザービートゥギャーザーー♪
6 KAMIKAZE dj nagureo 4th style
nagureo渋テクノの初出曲(だよね? patsennerはさておき) それまで比較的明るい/ムーディーな曲調が多かった南雲さんが、突如カチカチのテクノ曲を出してきて「おぉぉ~?!?」となりました。でもってANOTHER譜面は当時としては珍しい謎配置というかDRUNKMONKY的な感じで、全く太刀打ちできなかった。4th以降の収録作品で暫くの間、背景音が数拍ずれたままだったのが個人的IIDXの七不思議の1つ
7 Mr.T.(take me higher) Risky Men feat. Asuka.M 4th style
あえてこの曲。CS版が発売され少し7鍵盤にも慣れてきた頃、4thの選曲画面の一番最初に選ばれているのがこの曲。HYPER譜面は気持ちよく演奏できるちょうどいい感じの難易度、ANOTHERは同時押しスクラッチという中級への登竜門的立ち位置で、何度もプレイしたのを思い出します。上野節溢れるファンキーなダンストラック。サントラに入ってるロングVerも良い
8 THE CUBE DJ SUWAMI 5th style
同じく上野曲。高速おしゃれドラムン!おしゃれムービー!ANOTHERで元祖ヒューマンシーケンサーという、厨二心をくすぐられた1曲。なんというか「これぞIIDX」という印象を当時受けました
9 A D.J.Amuro 7th style
唖然。初見のときの印象。6thまでも高難度の曲は沢山あったけど、HYPER譜面でここまでショックを受けたのはこの曲が最初な気がします(7thは他にもいろいろ突き抜けた要素が多かった)「タイトル何!?1文字?なんて読むの!?!?」「最初の遅い同時押し何!?!?!、オーケストラ??」「早い早い早い早い!!!!早いって!見えない!」「まだ続くんかい!えぇ?えぇえ?」「じゃーーーーん!! 2%」
10 e-motion 2003 -romantic extra- dj TAKA 9th style
Remixが多く収録された9thの中で、この曲を選出してみました。他のRemix曲はIIDX既出曲のリメイクですがu gottaとe-motionは5鍵盤からのRemix、かつe-motionはコアリミの時よりもより壮大になっていて、これも「IIDXや~」と感じた1曲。(9thは他にもネット対応やバラエティー溢れる曲ラインナップで、恐らくACシリーズの中で1番遊んだ作品かも)
ex.1 大桟橋 ウッチーズ 11 IIDX RED
「か~ぜ~に~~~~」ユーロビート,トランス的な曲が多くを占め、IIDXREDのSF的なアートワークデザインの中で、突如出てきた和名タイトル&日本語歌詞の壮大な曲が出てきてびっくりしたおじさん。これぞ内田節。初めての音ゲーDJイベントで合唱した思い出。レアトラックですが是非LongVerを聞いてください。

はい、ではでは、おじさんの話をしますね。

やったー!(笑) いや、結構mutamesoさんがこういう話するの、レアかも。

いや、そんなことなくない?でもアレですよ、3、4年前にユタカさんのTwitterへのリプで、ひたすら自分語りをしたやつがまんま書いてある。

なんかしたっけ?(笑)

なんかしたよ(笑)ユタカさんに音ゲー少年ムタメソがなぜかひたすらリプするっていう。ターニングポイント楽曲って聞いて、色々考えたんですよね。「みんな」としてなのか、「弐寺」っていうゲームに対するターニングポイントなのか考えたんだけどそもそもですよ、そんなパブリックなことを俺が語るのをおこがましいって思ったわけよ。

なんで?(笑)

だって、1シリーズで100クレやってるかやってないかって感じだし、間が抜けてたりするし、まあゲームファンだけど変な話、上には上がいるわけじゃない。だからそれは各々の人に語って貰うべきだと思って。もっと公平に語る人が他にいるとするならば、まあ単にオファー頂いたので、個人的なターニングポイントを、って。

1プレイヤーとしての。

完全にミクロオブミクロ(笑)。そんな音ゲーオタク拗らせ少年がいたっていう話をちょっと今回します。で、自分の弐寺歴っていうのを話すとお金がない&地方で筐体がなかった人間なので、最もやってたのはCS3rd〜ACのIIDX REDまで。要は、2ケタ目の最初ら辺までが一番コアな時期という。で最近の曲、それも一括りにすると良くないんだけど、俺の中ではIIDXは既にゲームミュージックを超えてると思うんですね。IIDXってもうカルチャーなんですよ。ただ、当時は自分が若かったこともあるし、この音楽ゲームっていうシーンが成熟する過程だったと思ってて、結構ゲーム音楽っていうところの括りが強かったと思ってる。ただ、中にはえっ、これはゲーム音楽なのか? って新しいジャンルだったり、自分が全くもってこれまで巡り合ったことのなかった曲が中にはあるわけですね。それを挙げたっていうのが今回の10+1、というところです。あともう一個言うと、曲だけじゃなくて、ゲームとして。弐寺20周年ということなので、ゲームとしてのギミックとか、新演出ってところはどうしても曲とリンクするんです。なのでそこも、ピンときた曲=曲もそうだけど、この時こんな思い出があったとか、この時こんな悔しい思い出が、みたいなのが自分はどうしても残るので(笑)それをそのままシリーズ順に思い返したらこの10曲になったよ、っていう感じです。古い順からなんとなく思い返して、はいこれって挙げてったら15曲位になって(笑)削って10曲のはずがいつの間にか11曲だったっていう感じですね。

いや、すごく聞きたいなそれ。

1曲目、自分の中での弐寺の最初の曲は「5.1.1.」ですと。ただ、これもACじゃなくてCS3rdから。この後話すんですけど、CS3rdに触れる前にACの弐寺に触れたことがあったんだけどその時は5.1.1.をやってなかった。で、ホントにすごい数を重ねてやったのはこのCS3rdからなので、この曲を挙げました。それまでってゲーセンでも5鍵のbeatmaniaをやったりしてたけど、当時は高校生でお金も限られている中で、あまりACにかけることができなかったんですね。で、5鍵の曲も結構色々あった中でPIANO AMBIENTって珍しい曲調だと思って。BALLADとか抑えめなTECHNOっていうのは5鍵だったり他シリーズにもあったんだけど、この曲の裏には何があるんだろう、みたいな曲はこの曲が初めてだったような気がしたんです。

なんかミステリアスでしたよね。

そうそう、「あれ、終わり?」みたいな意味深感もあって(笑)カクカクのBGAじゃなくてムービー。

実写のね。

なんか次世代作だなって感じをこの時に受けた。あと因みに俺、この当時beatmania IIIというものをそもそも知っていなかったかもしれない。だから順番としては、弐寺→IIIなんだけど、単純に5鍵盤からの派生というか、延長線に弐寺があったっていう印象なのでまあDXって意味というか、次世代感だなっていうのを感じたわけです。長い!(笑)

いや、全然いいと思いますよ。

もう一個だけ言わせて。選曲画面の一番最初に選ばれている曲って、印象に残らない?

残ります残ります。

確かね、CS3rd買って一番最初にやった曲は5.1.1.だった気がするんだよ。一通り全曲見たんだけど、最初にやる曲だなっていう。多分ね(笑)

はい、続いて2番目です。「era」これはnostal mixもstep mixもですけど、個人的にあらためて思い返すと、音ゲーってジャンルの中でそれまで知らなかった未知のジャンルを開拓したアーティストはTaQさんだなっていう気がしてるんですね。弐寺だったら曲の長さとかジャンルの幅が更に広がった。その中でこのera、難易度が高い曲っていうのもあるんだけど、DRUM’N’BASSでTRANCEっぽいやつ、さっきKENTさんが言ってた曲の中盤でソフランしてまた早くなるとか。あとstep mix、ANOTHERで曲が変わるっていうのが多分、この曲が最初?

なんか割と独立感がありましたよね。別の曲に変わる、みたいな感覚。

しかもそれであの螺旋譜面が降ってくるんですよ。なんかもう、衝撃というかさ。これは何?っていう(笑)

低速なのにめちゃめちゃ階段、みたいな(笑)

そうそう。で、そのまま早くなるでしょ(笑)なんかね、あ、クリアできない! と思って完全に手が止まるのね。勿論クリアできなくてなんか、すごく遠くに曲があるっていうか、距離を感じたというか(笑)まだまだ俺にはクリアできそうにないなっていう、そういう意味での記憶がすごく強い。けど曲が好きだからやっちゃうんですよね。特に3rdの中でやっぱ印象に残る曲の一つとしてこれがあるかなと思います。

僕は個人的にDRUM’N’BASSってどんだけ広いんだよ!って思った(笑)僕、5鍵のsuper highway聴いて(beatmania 4thMIX収録の)「SODA」聴いて、「diving money」聴いて、era聴いてるんですよ。全部DRAM’N’BASSって、わからない、DRUM’N’BASS!(笑)

そうだね、当時は全然わからなかったよね。

で、後から名前が増えるじゃないですか、DRUM’N’BASSって。LIQUID FUNKとか。

あーはいはい、ARTCOREとか。

うん、DARKSTEPとか色々言うことができたんでそこからお勉強して、ああ、じゃあDRUM’N’BASSか、ってなったりという。後から腑に落ちるみたいなのはありましたね。すごく幅が広いんだなって思ったのはやっぱこの曲がきっかけかなって思いましたね。

でも、eraのリズムパートだけ良く聴くと、ある程度ドラムンぽい感じがあるんですよね。

まあ複雑っていうか、緻密に組んである感じはありますよね。

eraのジャンルDRUM’N’BASSって見てああ、DRUM’N’BASSなんだ、とか思っちゃった(笑)

(笑)

3曲目「R5」。初代HELLコースはもうね、記憶に刻まれてるんですよ。曲としてだったりビジュアル面とか譜面とかでこのHELLコースの3曲をなんか自然と選んでしまったわけです。R5の前のストーリーがあるんだけど、弐寺AC初プレイで知ってる曲があるってR3を選んで、300円1クレで、1曲目で死ぬっていう体験をしたんですね。高校生の月2、3,000円の小遣いの中の10%なわけですよ。で、後日ネット見て、R3の次の曲があるみたいなのを知って、うわ、怖っ!ってなって(笑)しかも同じTiger YAMATOだし。で、CSが発売されるまでACではプレイするまい、みたいな風に思ってたわけですよ。実際にまあ曲をやったらデロデロ交互押し譜面とか、謎のロボットのカットインムービーとか。

皿回してるムービーですよね(笑)

曲で分解するとピアノが主旋律なんだけど、後ろのリズム隊がパカパカしてるからめちゃくちゃ高速感があるし。で、ドーン!ってなって死ぬんですね(笑)なんか、高難度曲だなっていう印象がすごく強くて。ANOTHERはあのデロデロ長くなってるし、3rd styleはIIDXのギミック変化がめちゃくちゃ多かった作品だなっていうのが印象に残ってる。

確かに全然違うゲームだなっていう印象になった。

まあTAKAさん、KAGEさんが頑張ったっていう話なんですけどね。

なんか、CSまでプレイするまいっていうのがすごい共感しましたね。

要はACでそもそもできる環境としては少なかったんだけど、当時ACでは無難なことしかできなかったんですよ、金がないから(笑)

だし、結構上手い人がもういたんですよね。ゲームセンターに行くと、結構R5とか全然クリアできる人とかがいて、それを見て圧倒されちゃう。いい曲なんだけど、これは自分には絶対まだ届かないって思って。4thの時くらいには家庭用3rdの発売がアナウンスされて、専用コントローラも出るからようやく自分がこう、スタートラインに立てる。

どんどん練習できる環境がようやく整うんですよね。

そうそう。待望だったんで、これ家庭用なんかに入ったらすぐR5なんかクリアしてやるからな、ぐらいの気持ちでいたんですよ(笑)

やり初めっていうのもあるけど、下手なのを大衆の前でやるのがすごく引け目だったんですよ。そういう時代だった。

あんな悲しい気持ちでお立ち台から下りるのってなかったですよね。

(笑)

今から思うともっと自由にやりゃ良かったのにって気がするんだけどね、お金がなかったとしても。

なんかやりづらくて、って今言ってる初心者さん中級者さんとかに、そんなことないよって言うんだけど、当時自分もそうだったよなって(笑)それはすごく思いましたよね。

4曲目、「Schlagwerk」ですね。これもHELLコース繋がりなんですけど、曲もなんだけどこの実写ムービーにスタッフがみんな出てて、それっぽくなってる(笑)まあ、Second styleとかもあったけどなんだこの、ハードボイルドな謎の警察っぽい感じ、なんかカッコいー!とか思って。あと、BIGBEATって言われるとそうなのかなって気がするけど、すごくメリハリがある。それでこれもANOTHERは曲が変わる。ああすごいすごい、弐寺面白い!カッコいい!って曲の一つですね。

ANOTHERが「Terror-mix」って名前がついてるんですよね、一応。

なんかいいですよね、ちょっと曲が変わるっていう。

「ANOTHER」ですよね、ホントね。

5曲目、4thで「ABSOLUTE」。この曲はゲームからじゃなくて3rdのサントラのボーナストラックでちゃんと聴いた。ACはまだ4thが稼働してるけど、そんなにこっちの方まで来てなくて。で、ネットでですよ、BBSの掲示版でABSOLUTEって曲がカッコいいってあってへー、って。YouTubeもないし視聴もできないし筐体のところにも行けないし。で、先にサントラが届いて、聴いて、ウェーイカッケーこれ!って(笑)

やっぱ当時一番人気だったんじゃないですかね、ABSOLUTEは。

それまでそんなにね、dj TAKAというか、石川貴之の曲に印象がなかったわけですよ。(5鍵)4thMIXの「LOGICAL DASH」とか色々あったけどそこまでメロディとかに頭に残る曲なくて、これがもう、はいー最高ー神ーって(笑)

TAKAさんの代表曲ですよね。

ビートゥギャザービートゥギャザーですよ。

(笑)

でもさ、あらためて聴くとサビから始まって、AメロBメロみたいなところへ移動してゆっくり終わるっていう。もう王道ですよね。これをTRANCE且つ明るめの曲調でやってるってところがああなんか、音ゲーじゃーって感じですね(笑)

むちゃくちゃキャッチーですもんね。ここからTAKA節が始まったみたいな。

そう、弐寺の中でのdj TAKA王道が始まるわけですけどね。まあ3rdまでももちろんあるんだけどね。ただ、同時期に5鍵で提供してるのは「GUILTY」なんですよ。イメージが真反対というか。なんかね、硬いTECHNOのTAKAさんの曲は好きだけどこの曲が、あ、なんか潮目が変わったぞっていう感じが当時ありました。あとはゲームの内容的にも結構やりやすい方なのかな?ある程度、プレイしてた人にとっては。だからまあ結構、ヘビロテしてたかなという気がしますね。

聴いて楽しい、叩いて楽しい。ハッピーな感じがいいですよね。

まあ譜面合わせなのか曲合わせなのか、どっちが最初かわからないけど、まさにここから、Vもそうだしさ。

ABSOLUTEのことは、TAKAさんは後にちゃんとものすごく譜面を考えて作ったって言ってますね。もう頭に思い描いて作ってるっていう。みんな1クレジットの選曲に必ず入れてくるんですよ。4thの稼働時、ホントにみんなこれ選んでたかも。選曲率すごく高かった印象です。

で、相対して6曲目、同じシリーズで渋い曲「KAMIKAZE」を選びました。で、これもコメントにあるんですけどnagureoさんの渋いTECHNOでは初出寄りなんじゃないかなと思ったの。書いてある通り、なんか5鍵の「20,november」みたいな明るいHOUSEもあったり、「MOMENT」みたいなBALLADとか、ムーディーな曲があるんだけど、カチカチのTECHNOで、nagureoさん名義ってそんなにない気がしていて。で、おぉーなんか、変わったなって感じがしました。で、ANOTHER譜面が物量とかじゃないんだけど、結構隣接が多いかな? 弐寺で当時隣接譜面ってそんなになかった印象があるんだけど。

おそらくないんじゃないかな。

全く手が動かなかったんですよ、これやって。階段とか、交互連打とかならまだいいんだけど、白鍵と黒鍵が隣り合わさって3個4個くっついてくる譜面が頭でもう処理できなくて。

どう押せばいいの?って思ってましたね。

そうそう。で、なんか曲も悲壮感漂うし(笑)最後だって、ペーペー ペーペペッペーのところも、何も押せないで、ドゥドゥドゥドゥって、ただベースが鳴ってる(笑)

放置(笑)

そう、これはもう屈辱的な感じでしたね。あとコメントに書いてある通りですけど、4thではまともだったんだけど、その後しばらくのシリーズで背景音がズレたままずーっと続いてたのはなんでなんだろうっていうのは気になりますね。4thのサントラ聴いてから5th style以降のKAMIKAZEのゲームプレイ動画を観てください。ブレイク明けのストリングスの「ファ〜」から始まるところが8小節早いです。裏打ち的な、謎なんだけど。TECHNOだから大体合ってるっていう(笑)

CSの4thで既にズレていたんですよね。家庭用で4thやった時に、なんかサントラと違うと思って聴き比べしてたら、あ、やっぱりストリングスの入り早いなって思って(笑)これ大分経ってから直ったんですよね、いつ直ったのかわからないぐらいなんですけど。

新録されてから直った、っていうのをYouTubeのプレイ動画で確認しました。

アレだね、Dirty Androidsさんの「RISE」みたいな感じだね。

そうですね。Dirtyさん、毎回指摘してると思うんですよ。ズレてるよ!って。で、RISEも直ったし、「Seaside Labyrinth」も、音途中で消えてますよ、って言ってるはずなんですよ。

それ、直ったの?

RISEは次作だったかもしれない。で、Seaside Labyrinthは2週間とかで。KAMIKAZEは、ずっと(笑)

そうそう、多分作者が曲出したあとチェックしない、ってなるとずーっと誰も気づかずそうなっちゃう。で、みんなそれを言及しなかったのはなんでなんだろうと。気づいてなかったのかもしれないし、多分、4thのサントラ聴いたことない人はこういう曲なんだろうなと思う気がするんですよね。

はい、次は「Mr.T.(take me higher)」。もうここで7曲目なのにまだ4thが続きます。

(笑)いやでもわかりますよ。

4th styleの家庭用の選曲画面の一番最初が、確かコレだった気がする。これは曲を聴くだけでもカッコいいっていうのはあるんですけどなんか、叩いててすごく気持ちいいんですよ。HYPERも譜面がいいし、ANOTHERはまさに同時押し+スクラッチ。よく言う中級への登竜門と呼ばれてる曲かなと思うけど、結構この曲は自然と選曲してた感じがあるかなっていう。

楽しいですよね。

段々慣れてくると、コンスタントにAAAとか出るので、音楽ゲームとして上野(圭市)さんがどこまで意識して作ったかどうかはわからないけど、結果として飾らない、普段の音ゲー名曲みたいな感じがしますね(笑)もう今、現行版には収録されてないのかな? 多分。

まだありますよ。

あるんかい!申し訳ございませんでした。

(笑)

「Nasty!」がなくなっちゃったんですよ、同時期の。そうそう、ふとした時になんか、プレイしたいな、みたいな。

確かにこう、ステーキ曲ではないんですよね。普段食べられるご馳走みたいな。

お母んが作ってくれる、麻婆豆腐みたいな。

毎日食える、ご馳走みたいな感じ。

そうそうこれこれ、唐揚げ来た!

(笑)

演奏してる感もすごくあって、歌合わせでノートが降ってくるのがいいですよね。キメみたいな。

テーテッテ、テーテッテですね。

アレが難しいんだけどね。逆にね。

上手くできると爽快感があって気持ちいいんですよね。

なんか演奏感がすごいというか。まあ、キーボーディストっぽい感じですよね。

これのANOTHERはすげえ苦しめられましたけどね、ホント当時。段位認定が始まった頃って、これ多分1曲目がこれで、(7th styleの段位認定八段の1曲目に登場)バスを全部叩くっていうのがすげえ苦労してた。

あそこ、今でもできるとうぉっしゃーいってなるよね。

なりますね。

この曲は外そうかなって思ったんだけど、残した感じです。敢えてね。

8曲目、「THE CUBE」。これも上野さん曲なんですね。これはもう、完全にムービーですよ。曲じゃねえじゃんって感じですね。ムービーかっけぇんですよ。これもうああ、IIDX!って感じ(笑)

わかる(笑)これカッコいいよね。

あーホントだ、カッコいい。

なんだろう、言葉いらないね。

これもDRUM’N’ BASSなの?!ってなるんですよ、また(笑)

(笑)

なんか4thからもそうだったんですけど5th、6thぐらいから全体の選曲画面だとかオープニングだとかビジュアル面からもう、ああ、IIDXっていうのはこれだ!というか。もう、今自分が近くに触れてる中で一番イケてるコンテンツになってった感じがありますね。突如漢字出てきたしね、5th styleって。

ああ、確かに(笑)

今で言う、難易度が8段階クラスだったんだけど、難易度ごとに漢字が出てくるんですよ。

なんか、「習」とか。

「激」とかそういうのが出てくる。厨二病だ!とか思いながら(笑)

あの時ですかね、「弐寺」って単語が出たの。

そうそう。当時は「厨二病」なんて言葉はなかったけど、なんかオタク心を超くすぐられるというか、カッコいい!ってなりました。でANOTHER、これは俺、元祖ヒューマンシーケンサーだと思ってるんですよね(笑)

ずっとドラムパートを叩き続けている。

そう、しかも同じフレーズなんだよね。

アレ、仕掛け人はMr.Tらしいですけどね。

9曲目、7thで「A」。もうこれは完全に、初見絶望曲(笑)なんか、コメントの通り6thまでは自分、そこまで高難度プレイヤーでもなくできる曲をやってて、例の如くACだと無難な曲しかやらないというか。4曲目で最後玉砕するっていう感じだったけど。

途中落ちしたくないっていうのはある。

7thが出たぞ!って初日ゲーセンに行って、そこでAやってる人がいて。で、「えっ」ってなりますよね。

それはわかる、なんか思い出した。

7th styleは他にも色々あったけど、特にbeat#1で最初から選べる曲でコイツが出てきた。タイトルのフォント違うし、最初なんかいきなり荘厳な同時押し始まるし(笑)遅ぇ!って思ってた。7th当時、曲の途中でHI-SPEED変えられないし。で、その遅いBPMでハイスピ合わせると後半死ぬし(笑)

そう、選曲画面でBPM93って書いてあるんですよね(笑)

あー93か、じゃあHI-SPEED3かーと思って、チャチャチャチャチャンチャン…ドゥルルルルル、えー(笑)

HI-SPEED3だとなんも見えないからね。

見えない見えない。後半は階段譜面がずっと続くじゃないですか、終わらなくてなんかもうボコボコにされてる感じですよね。ずーっと2%で地を這い、で、ジャーン!2%、なんじゃこりゃ(笑)

殆ど休憩がないんですよね。

今はさ、まだHI-SPEED変えられるからいいけど。

SUDDEN+だったり、FLOATING HI-SPEEDだったりね。

何年かブランクあるから今もクリアできねぇんじゃねぇの(笑)

未だに苦手です、コレ。

気ぃ抜くとだって、最後80%切るでしょ?下手すると。

ラス殺しっぽいところもあるし。圧倒的でしたよね。

これ隠しじゃないんだよね?

そう、デフォルト曲です。デフォルトからいきなり、選べた。

Aは皆で回しプレイしてたのを思い出しました。回しプレイっていうか、友達同士で5人ぐらいでやりに行って、みんなA選んでみんな撃沈するっていう。4曲目にA選んで死ぬ(笑)でもみんなで後ろで見て研究してるっていう。

あとはなんですか、「革命」だ。

革命も、当時はクリアできなかった。

「MAX 300」があってからの「革命」。

もう7thから突き抜けてる要素があったんだね。全部ハイスピ依存だ、って感じ。なんかプレイしている人の後ろから見ていて疲れたっていう。

(笑)

因みに、7th初プレイで「Cheer Train」で死にましたから。スクラッチができなかった。なんかね、全体難易度が、7thからグッと上がった。

そして10曲目です、「e-motion 2003 -romantic extra-」。9thはRemixがすごく収録されたりとか、インターネット対応もしてた。自分も大学生になってお金もそこそこ使えるようになって、恐らくACで一番プレイしたのは、9、10、11くらいだと思う。で、Remix曲、色々と昔懐かしい弐寺の曲とかも結構あった中でおー、こういう感じかーってなったのは5鍵曲のこれですね。コメントにも書いてある通り「u gotta groove」とかも勿論あるんだけど、なんかbeatmania CORE REMIXで一回、Remixがあったんだけど多分筐体のスペックの都合とか釈も短くてちょっとね、消化不良だったんですよ。

そうですね、本当、5鍵のROMANTIC STYLEは。

え、終わっちゃった!あー。みたいな。で、ようやくこれで、消化された感じがあって。

TAKAさんご本人も仰られてましたね。

コアリミの方が悪かったわけではないんだけど(笑)9thはやったな。めちゃくちゃやった。

もうエントリーカードの後ろ、真っ黒でしたもん。

で、結局10thまで行かないじゃん!っていう。10曲選んだのに(笑)幾つかもう少しあったんですけど一応ね、HAPPY SKYまでをざっと見て、HAPPY SKYで実は一回弐寺から離れるんですね、諸事情あって。後日リゾアンからもう一回ゲーセンに通い出してやり始めるんだけど。なんかね、難しくなり過ぎちゃった(笑)

(笑)

難易度上がったね、確かに。

そう。なんか、古参的な考えでも別にないんだけど、弐寺の方が先に進み過ぎちゃうというかね。ついていけないってわけじゃないんけど、一回なんか、間を空けてみてもいいかなっていう。

ちょ、ちょっと待って!!って、そういう感じですね。早い早い!っていう(笑)

「SCREAM SQUAD」と「冥」を見てそう思ったかもしれない。

ムチャクチャですもん(笑)

「これは、音楽ゲームか?」とか思ったわけですよ。嫌な気持ちで辞めたというよりは他に敢えて一回目を向けてみよう、今もそうだけどやらない時期があったって別にいいんです、個人的には。

11曲目が「大桟橋」。REDなんだけど、この頃にはドラムンだトランスだユーロだ、とか色々あるわけですよ。で、そういう曲が占めてる中でいきなり日本語タイトルで大桟橋!ってなんじゃそりゃって。

(笑)

で、ウッチーズ、実はこの時あの内田さんだということを知らなくて。

あー、Mr.Tさん。

そう、Mr.T。なんかいきなり歌歌い出すお兄さん達が出てきて、いい曲、何これ!ってなりました(笑)あと、R.A.M Partyをやった時にみんなで歌ったのを覚えてますか。

そうですね。

あれだ、ゲームの大会だ。弐寺の大会、KACの予選かなにかでみんなが歌ってた。

あれすごいバズりましたよね。

みんなで音ゲー曲歌う場があるのか、って思って(笑)で、あ、これ曲好きだし、イベントで掛けてやってみようって思ってやったらすげー楽しくて、あー、いい!と。単にゲームだけじゃなくてその後の後日談として印象に残る曲だったので、敢えて挙げましたね…というところでございます。

やっぱ日本語歌詞って、大事っていうか。

そうね。直接意味がわかるみたいな。

なんとなくで歌うわけじゃないっていう。

当時の若干引け目を感じてた音ゲープレイヤー、もしくは高校生の変遷というか。でもその中で、THE CUBEでも書いたけどいや〜弐寺、カッコいいんですよ。それであーこういう音楽だとかビジュアルとか考える人すごいなーって。なんか、こんなの自分もどこかでできたらいいなーっていうその先に、まあ、自分がDJをやってるとか、色々関わりとしては残ってるんじゃないかと思ってます。

なるほど。カッコいいことをやりたい、みたいな。

なんだろうな、カッコいいじゃないんだよね、こんなことがしたい、っていう。純粋に、あーこれはカッコいいなっていうコンテンツだったんですよね。

その中でアウトプットをしたいっていう欲は結果的にみんなあったんですね、ここにいる人たち。

なんか抽象的だったんだよね、なんかDJがしたいでもないしさ。ちょっとなんかこういう曲、ムービーをなんか、自分が作るところまではいかないけど、なんかこういうのができたらいい、みたいなっていうのはあったかもしれない。

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