【WEB版】SHOXXXXメンバーが選ぶ IIDX「ターニングポイント楽曲」 10選

インタビュー

ユタカさんの10曲

NO. 楽曲 アーティスト 初出Ver.
1 V TAKA 5th style
個人的にKONAMIはクラシックアレンジまたはクラシック調の楽曲が得意というイメージがあり、このVはbeatmania IIDXとしては最も有名なクラシックアレンジ楽曲だと思います。
特徴的なバイオリンのメロと音楽ゲームとしての楽しさが一致した曲で、今作にもつながるようなクラシックへの注目を引いた一曲ではないかと思います。
2 rottel-da-sun Sampling Masters MEGA 6th style
最初はギャグ枠なのかなと思っていたんですけどね(笑)
TECHNOであればTaQ氏に代表する曲がいくつもありますが、ROTTERDAM TECHNOですよ。
beatmania IIDX黎明期に近い時期にこれだけ速いBPMと暴力的な低音はこれが初めてなんじゃないですかね。
初代beatmaniaでいうHELL SCAPERみたいな。
この曲も音楽ゲームとの親和性が高いジャンルとして発見された1曲であり今後の楽曲の幅を持たせたきっかけになったと思います。
3 traces TaQ 7th style
この楽曲に限定した話ではないですが、元々長尺の楽曲を約2分に切り抜いて音楽ゲーム枠に収めている楽曲って多いじゃないですか。
この曲なんかも最たる楽曲で「bounce connected」に収録されているtracesは8分14秒あるんですよね(ゲームサイズは2分14秒)
でもこの2分っていう時間が大発明で、曲の特徴をちゃんと捉えることが出来る長さだと私は思うんですよね。
1分だとダイジェストのような切り方で十分に旨味を引き出せないし、3分はゲームセンターという環境上聴き入る事が難しい。
tracesは8分もある曲を上手に2分で収めている曲の元祖であり代表格だと思う。
なお楽曲の素晴らしさは言うまでもない。
4 DoLL TЁЯRA 10th style
音楽ゲームにストーリーを取り入れた初の楽曲じゃないでしょうか。
個人的には正直言うとムービーが恥ずかしくてあまり選曲していなかった派なんですが(笑)
そういうプレイヤーも当時多かったと思うので賛否両論巻き起こした楽曲でしたね。
楽曲自体も荘厳なメロとコーラスでありながらギターとシンセで展開するのも特徴的です。
5 R2 tiger YAMATO 10th style
この楽曲が収録されたbeatmania IIDX 10thstyleを境にプロデューサーが変わり以降のbeatmania IIDXのテイストが変化した節目の楽曲だと思います。
nagureo氏がbeatmaniaシリーズから抜ける前の最後の曲(間違っていたらごめんなさい)は次世代へのバトンタッチのようで、事実10thstyle以降の11REDからはシリーズタイトルに副題がつくようになり楽曲もさらに時代に合うような傾向になっていったと思います。
6 Amuro vs Killer 12 HAPPYSKY
やっぱりこれは外せないかな!(笑)
なんかもう色々な意味で今までからすると反則なんじゃないかなとも思えますね。
ドラムンベースにメインはメロディーと言っていいかわからないピアノの応酬、
徐々にBPMが上がっていきラストは美しい旋律で終わる。
2分で展開するにはあまりにも目まぐるしくゲーム音楽を聴いた事がない人が聴いたら頭の上に「?」がたくさん並びそう。
ゲームありきでないと発想しえなかった楽曲なんじゃなかろうか。
DJ TECHNORCH氏が提唱した「音ゲーコア」もこの楽曲がルーツだと思える。
(元々BMSにもそういった楽曲があったと思うがメジャーな場所でのお披露目はやっぱりこの楽曲かなと思える)
7 waxing and wanding 青龍 13 DistorteD
初代beatmaniaからプレイしている身からするとRyu氏やkors k氏はこの頃はまだ若手(笑)という印象が強いんだけど、
彼らが所謂ボス曲を担当するってのは先程の世代交代を象徴すると思います。
楽曲についても現在でも人気があるRyu氏お得意のハッピーハードコア系も新しい(これより過去にAuroraなんかもあるけど個人的に好きなのでこちらをチョイスしました(笑))
8 VANESSA 朱雀 14 GOLD
Vで説明したけどKONAMIのクラシックアレンジをベースに派生したシンフォニックな楽曲はゲームプレイヤーにもすんなり受け入れられたのではないだろうか。
そして音ゲーコア。このシンフォニックな曲の音ゲーコアな組み合わせは今では(音楽ゲームとしては)一般的なジャンルとなっている。
9 エコ爺 Y&Co. 15 DJ TROOPERS
以降に登場する「ニーソ姫」等に代表されるネタ曲の先駆けではないでしょうか。
同シリーズ(beatmania IDX 15 TROOPERS)には同じ様なネタ曲「Kick Out仮面」が収録されていますが、今でも語り継がれているインパクトで言えばエコ爺に軍配が上がるかなと(笑)
10 Last Burning Dirty Androids 17 SIRIUS
Dirty Androids氏をbeatmania IIDXに収録してくれてありがとう(唐突)
Last Burningのジャンル表記「ELECTRO」は当時流行を少し抜けたJUSTICEやSimian mobile discoに代表されるエレクトロミュージック(またはエレクトロパンク)を見事に音楽ゲーム楽曲へ昇華した一曲。
(今は見る事ができないが当時のHPでの楽曲コメントでもDiry AndroidsがDaft Punkをオマージュしていると発言していた)
6thstyleでトランス、7thstyleでユーロビートにフューチャーしていたやり方がこの楽曲を境にエレクトロからEDM、Future Funkなど着目するような流れが復活したと思っている。
(それ以前に社会現象を巻き起こす規模の1音楽ジャンルが台頭しなかったという理由もあると思う)
11 Urban Constellations Dirty Androids 26 Rootage
Dirty Androids氏をbeatmania IIDXに(以下省略)
インターネットとテクノロジーが普及して今では誰もが容易に音楽を作り世界中に公開する事が出来るようになった。
今まではメディアを通じてブームが起こり音楽ジャンルの栄枯盛衰があったが、今や各個人がそれぞれに評価する事で音楽を楽しむ時代となってきている。
(そもそも社会性に左右されて音楽の良さが批評されるものではないのだが、音楽にはそういう性質があるのだろう)
Urban Constellationsのジャンルにある「FOOTWORK」も決してメジャーなジャンルではないがbeatmania IIDXに収録された事でファンになったユーザーもきっといるでしょう。
(「Garuda」もJUKEというジャンルでFOOTWORKに近いジャンル)
この音楽ファン個人が新しいジャンルや楽曲を見つける喜びは、beatmania当時からある楽しみ方の一つですよね。
これからは更に奥深い音楽のジャンルやアーティストがbeatmania IIDXを通じて知る事となるでしょう。
これは20年経ったbeatmania IIDXの原点回帰でもあり新たなステージに立った事を意味すると私は思います。

僕のシートを見て頂いて…。10選+1ということで、11曲選ばせて頂きました。先ほども言った通り、僕はあまり思い出補正がかからないように、古い曲は意図的に避けて、割と具体的に、俯瞰して見てます。あと、選出方法は曲からだけにし、譜面からの視点での選出は一切していません。曲とあと少し、ゲーム面。beatmaniaとしての、技術としての側面として見ました。

ということで1曲目。1曲目は「V」KENTさんも挙げた曲です。ただKENTさんとは視点が全然違って、僕の中ではパロディウスのBGMとか、クラシック系をよく使っているというイメージがKONAMIにはすごい強くて。あまりレトロゲームやっていないクセにそういうイメージがとてもあるんですよ(笑)。で、dj TAKA氏という、新進気鋭のアーティストがこのクラシックアレンジをbeatmaniaで出したというのがとても印象深かったですね。しかもそのメインメロディ、KENTさんが言った同時押しの部分と、バイオリンのメロが合うっていう楽しさというのも、ここで見つけてくれたんじゃないかと選びました。

2曲目が「rottel-da-sun」まあコメントにもある通り読んでいくと、最初は映像も相まってギャグ枠かなと思ってたんですけど(笑)振り返ってみると、IIDXで言うと激しい曲というか、ハイスピードでBASSが効いて、ドカドカ言ってる曲って今まであんまりここまでなくて。これが結構きっかけになったんじゃないかな。正にターニングポイントになったんじゃないかなと思ってます。まあ初代(5鍵)で言うところのHELL SCAPERですね、GENOM SCREAMSとか。難易度もそこそこ高かったですし。

当時のLEVELで☆7くらいでした。

ジャンル名である、ROTTERDAM TECHNOっていうのも新しいジャンルだったんですね。ゲーム性との親和がとても高いと。やっぱり叩いていて楽しい、激しいけれどもゲームでやると盛り上がると。良い曲でしたね。

3曲目が「traces」これはクラブ寄りな見方をちょっとしてみたんですけど、今ではあるあるなんですがこの曲は原曲が8分を超える超長い曲で、原曲を2分尺にまとめてるっていう曲なんですよ。まあ今までにもたくさんあったと思うんですけど、やっぱり2分にまとめて且つちゃんと成立しているっていうのがすごいなと。今ではクラブから、クラブミュージックを導入して音楽ゲームに落としこむというのは全然普通のことなんですが、この最たるものだったかなと思います。まあちょっと、贔屓目もあります(笑)いい曲なんでね。

4曲目が、「DoLL」ですね。これはコメントに書いた通り、音楽ゲームでストーリーを取り入れた初の楽曲じゃないかと思いました。さっきKENTさんが言っていた、LOVE♡SHINEとか、いわゆる「萌え」系みたいな観点もあるんですけどもどっちかというとストーリーの方が大きいかなと。キャラ立てして、その歌詞の物語に繋がっているみたいなところがこれが初めてなんじゃないかと思ってます。ムービーと歌詞と曲と絵でそれで一つの作品みたいな感じですね。今までは曲は曲、ゲームはゲームみたいなところがあったのが全部を通して楽しむという、まあ、DoLLがデカかったかなと。当時は僕はやっぱり、古参だったので恥ずかしくてあんまりプレイできませんでした(笑)

そういう意味では完成度高かったですよね。あらゆる要素が、まとめて一曲にっていうのは。

そうですね、それにみんなやってた、スコアも取りやすかったし。みんなできるくらい丁度良い。上手い人だったら、中級くらいのレベルだったからね。

☆6くらいでしたか、HYPERは確か。

5曲目、同じく10th styleから「R2」ですね。やっぱこの、10th以前/10th以降っていうのが僕は一番のターニングポイントかなと思っていて、今までのコンポーザー、プロデューサーからガラッと雰囲気が変わる境目で、その境目として一番がTiger YAMATO=nagureoさんのR2かなと。10thってこういう節目の曲にこんな渋い曲出すか? みたいな(笑)。ファンに向けてというか、beatmania IIDX並びにbeatmaniaファンに対してのなんか、集大成という曲に感じますね、はい。

コメントにnagureoさんがbeatmaniaシリーズから抜ける前の曲、と書いて頂きましたが多分、一番最後のTiger YAMATO氏の楽曲って「Tiger YAMATO」というDistorteDの曲だと思います。DDの頃は多分、nagureoさんはKONAMIを退社されてたと思うのですが、楽曲提供はされていたのですよね、僅かながら。

そうか、確かにそうですね。プロデューサーとしては、きっと最後かな。TAKAさんにバトンタッチしてっていう。

6曲目が「」ですね。やっぱり、これは外せないかなぁ。さっき言ったように僕は古参色が強くて、意外と。一番最初に聴いた時はBMSかなと思ったんですよね(笑)

(笑)

あの、高難度主義みたいな。

そうそうそう。ホントに、「超難関曲」っていう感じ。

無茶苦茶な譜面作ればいいだろ、みたいな空気感あったよね。

無茶苦茶な譜面だし、譜面じゃなかったとしても最初の難易度を上げるためだけのような、すごいピアノの階段と、連打の応酬。BPMは早いし、途中でガクってBPMが落ちて、BPMが段階的に上がっていくというあの展開の目まぐるしさは、今となっては幅を広げてくれた一曲ですよね。難易度をぶち上げたのもそうですけど、譜面の無限大の可能性というか。この曲がずっと皆伝にいる理由でもあるのかな。なんか最初からランダム入ってねえか?みたいな譜面だけど(笑)最後とか綺麗なんですよね、叩いていて。もう一つの理由は、コメントにも書いてますがDJ TECHNORCH氏が言い始めた「音ゲーコア」っていうジャンルはここら辺が発祥かなと。今とは形が違いますけど音ゲーコアってもっと、ハードコア寄りなんですけどこのドラムンベースがすごい主体で本当に「音ゲーのため」に作られたような曲で言うと、音ゲーコアにはまるかなと思いました。音ゲーコアの元祖って感じ。

7曲目が「waxing and wanding」今思うとなんでこれ挙げたのかなって感じがするんだけど(笑)ハピコアの先駆けということで挙げました。今でもジャンル名は違えどHAPPY HARDCORE系は絶対に入ってるので。今でも揺るがないなと。

息が長いですよね。

人気だし、これもさっきの音ゲーコアに通ずるとこがあると思うんですよね。叩いていて楽しいっていうところですね。過去にAuroraとかあるんですがまあ個人的にこっちが好きなので選びました。waxing and wanding大好きです。

CARDINAL GATEっていうボス曲を集めたイベントみたいなのが

いい演出ですよね。

初めてDistorteDで導入されました。その印象も強いですよね。

ワクワク感ありましたよね。

あったね。

もう元のフォルダに戻れませんけどいいですか?みたいな。[はい] [いいえ](の選択肢が出てくる)がね。

ドキドキ感が、かなり。

えっ、いいのかな?ってなるんだけど、でもなんかこの入っていくこの突撃していく感があるのがワクワクして。

多分絶対難しいじゃん!ってうろたえつつも突撃する、絶対ムズいやんけ!って。

誰が考えたのかわからないんですけど多分「怒首領蜂」リスペクトかなって思うんですよ。

怒首領蜂?

初代かな、怒首領蜂ってシューティングゲームがあるんですけど一周クリアしたときに条件を満たすと二周目に入るんですが「この先は超弩級殺戮兵器があります、それでも挑みますか?[はい] [いいえ]っていうのが出る。で、[いいえ]にするとエンディングでゲームオーバーになるんですけど[はい]にすると本当に二周目がスタートして地獄のような戦いになるんですけどちょっとそれを思い出す演出があって。そこから引っ張ってきたのかわからないですけど、誰か好きな人がいたのかなぁって思いました。

CARDINAL GATEは全部ハピコア一辺倒じゃなくて、Ganymedeとかもアツかったね。

あれはゲームと楽曲の融合に繋がるんだけど、個人的には。低速で難しくさせるっていうアプローチが面白かったですよね。アレできるようになると超楽しい。

8曲目は「VANESSA」。これはさっきの「V」に繋がるところがあって、Vのバージョンアップ版というか。こっちはオリジナルの曲ですけどね。それにプラス「音ゲーコア」プラス「シンフォニック」というところも新しかったかな。ヴァイオリンとピアノをこれでもかっていうくらい鳴らすっていうのも新しかったんじゃないかなと思いますね。今ではもう普通ですけど。

9曲目が「エコ爺」です。さっきKENTさんが出した「ニーソ姫」の先駆けなんじゃないかなと僕は選びました。バージョン的にはネタ曲として。TROOPERSでは他に「Kick out仮面」があるんですが息が長いし、こちらの方が有名なのでエコ爺を選びました。

夏は28°にみたいな。アレが去年覆りましたよね(笑)

エアコン性能と省エネ的な機能も良くなりましたからね。

(笑)僕も最初ニーソ姫を選んでたんだけど、ちょっと探してたらこっちの方が先かな、みたいな感じで選びました。

早いね、確かに。ニーソ姫はなんかそれを決定づけたみたいな感じで。

そう思います。やっぱ電波曲だとニーソ姫の方が強いですね。

エコ爺はなんかどっちかっていうとコミックソングみたいな感じでポップン的アプローチだと思います。

10曲目は「Last Burning」。まずはDirty Androidsさんを呼んでくれてありがとうと声を大にして言いたい。現シリーズでも一番の功労者じゃないかと私は思うわけですよ。当時の流行ってるジャンル感も取り入れつつ書いてみたのですがELECTROというジャンルで、2000年初頭、2003年くらいにJUSTICEってバンドやSimian mobile discoなど、色々あるんですがエレクトロミュージック、ELECTROPUNKって呼ばれている、EDMよりちょっと前に流行ったジャンルなんですね。そこをフィーチャーしつつ音ゲーに上手いこと昇華してくれた一曲だと思うんですよね。当然リリースタイミングが違うので後追いにはなってるんですけども、この後からEDMだったり、FUTURE FUNKという風にちゃんと時代に即したような面が結構目立つようになってきたっていうのがあって、その先駆けがこのLast Burningかなと僕は思います。で、昔のIIDXはコメントにもある通り6thでTRANCEとか、7thでEUROBEATなどを追っかけてたのを、またここで復活したなというのはありますね。まあ、社会現象を巻き起こす規模の音楽ジャンルがしばらく出ていなかったっていうのもあるとは思うんですが、EDMとかは本当にみんな聴いてましたからね。

トランス、パラパラ以来ですね。

そう、トランス、パラパラから空いて、EDMとかELECTROPUNK。

あれだけドンキで売られるようなコンピとかを…。

ドンキとかTVで流れるほど、大衆的になってるっていうか。

TVで流れるっていうことは、J-POPで取り入れられるってことで。

普通にEDMチックなものも作られて。例えば三代目J SOUL BROTHERSの「R.Y.U.S.E.I」とか。

EDMを取り入れて、それをこう、大衆音楽にした。

っていう風潮がこうIIDXに入ってきたのがLast Burningかなっていう。曲も、言わずもがな最高ですよね。

今聴いてもいい曲だし。

Daft Punkとかが代表するアーティストなんですがFRENCH ELECTROってジャンルがあって、元々僕、Daft Punkが大好きで。コメントでもDirty AndroidsさんはDaft Punkのことにも言及してて、そこを狙ってるんだなと思いました。

SIRIUSで最初この曲が来たときにやっぱり「ついにこのジャンルが来たな!」っていう感じはしましたね。こういうのを待ってました、みたいな。以降Dirty Androidsさんは毎回やってくれるんですよね。こういうジャンル今来てるな、今こういうのIIDXで叩けたら楽しいだろうなっていうのをことごとくやってくるからなんか功労者っていうか、ありがとうになってくる(笑)

そう、その観点でプラス1をさせて頂いたのが、この「Urban Constellations」なんですね。これ、ジャンルが「JAZZY FOOTWORK JUNGLE」FOOTWORKなんですね。これのずっと前ですけどJUKE/FOOTWORKというジャンルがにわかに流行ったというか世界的に知られるようになって、それを取り入れてくれたんですよ。元々IIDXだったりbeatmaniaがやろうとしている新しい音楽の世界を広げるというのを今一度こう、やってくれているのがこのDirty Androidsさんだと。さっき言ったような、大衆的な音楽をIIDXは取り入れているのもあるんですが、大衆的ではない曲を入れるっていうのもやってるんですよ。それを音楽ゲームの音楽じゃなくて、世界で流行ってるけどみんなが知らないようなジャンルっていうのを触れるようになってるんですね。っていうのも、みんなインターネットを使えるようになって、自分で好きな曲を探せる時代じゃないですか。音楽ゲームとしても、こういう一面があってもいいんじゃないかなって僕も思うところがあって。Dirty Androidsさんはそれをやってくれているかなぁと思います。

いやぁ、わかります。

そういう意味では僕ら、中学生とか高校生とかの時IIDXとかを触って色んなジャンルを知ったのと今同じことを、また20周年が来てやってくれているっていうのをあらためて感じてちょっと、これからもいい作品になるんじゃないかなぁと。

ジャンルがいっぱいあって、

プレイヤー自身が選ぶ。

色んな味の食べ物があって、甘党と辛党はやっぱりなかなか一緒にならない(笑)甘いものも辛いものもなんでもあって、それが食べてみたら美味しかったっていう。

最近ネットでいう「not for me」という言葉、「みんなには良さが合うけど、私はこっちの方が好きだな」というような、そういう方向になってきていると思うんですよね。だからさっきのLast Burningのような大衆的なものを取り入れつつ、こういう個人主観で楽しめる良さもあるっていう。

メインストリームじゃないけど、これいいよ!っていうジャンルの紹介ですよね。IIDXがやってることは。JUKEもそうだし、ちょっと前だとFunkotとかも入れてきてたり。

Funkotありましたね。

だからこういう面は今までやってきているんだけどとても新しい感じを受けている、ということでこれからのターニングポイントにこういう曲がなっていくんじゃないかなと、とても思います。特にJUKE/FOOTWORKっていうのは本当に、リズムがとても難しいジャンルなのでとても音楽ゲームと親和性があると思うんですよね。これからが楽しみです。…というところです。僕からは以上です。

はい、ありがとうございます。

じゃあ次は、suiso氏。

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